仕事のやりがい

Vol.1012024.01
「やりがいを感じる職場」
職種:
看護師
勤続年数:
34年10ヶ月

退院調整看護師として3年目になります。地域包括ケア病棟と各事業所や近隣施設、訪問看護ステーションとのパイプ役となれるよう努めています。また患者さんとご家族の意向を確認し、希望に沿った退院ができるように早期から、ケアマネージャーと問題点を共有し、生活環境に必要な介護サービスを依頼していくことで、安心して退院してもらえることが自分の役割だと考えています。

事業所訪問をした時に、「入院中と変わりなく、自宅で生活できています。」と話を聞くことができて、とても嬉しく思い、やりがいを感じています。退院後の生活に強い不安を持つご家族が多いため、その際には病棟看護師に確認し、退院後訪問指導を導入したり、ケアマネージャーに情報提供しています。更に訪問看護の相談をしながら、介護負担の軽減等についてご家族に説明をしています。ご家族からは、看護師さんが来て良かった。知っている看護師さんが来てくれて安心だったと、外来受診時に話しかけてくれる事もあり、やりがいを感じています。

退院前カンファレンスでは、医師、看護師、ご家族、担当ケアマネと問題点を協議し、社会資源の調整がスムーズにできた時は、多職種連携の重要性を実感しています。また吸引回数の多い患者さんの試験外泊の際には、早期からケアマネジャーと情報共有し、外泊中の訪問看護について調整し、スムーズに試験外泊を行うことができました。ご家族も自信がつき、ご希望通り自宅退院ができました。この事例は、訪問看護ステーションとの連携が強化された証で、退院調整看護師として、やりがいを強く感じました。これからも患者さんが、安心してご自宅で生活できるよう精進して参ります。