仕事のやりがい
Vol.1002023.12
- 「開院当初の忘れられないエピソード」
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職種:
准看護師勤続年数:
34年5ヶ月 -
私は西伊豆健育病院に当院開院時より勤務し、35年になります。開院当初の勤務で仕事のやりがいにつながったと感じることが2つあります。1つ目は、当初院長でいらっしゃった竹川理事長が内科外来、胃カメラ検査を実施する際に介助につき、手順、知識、診療の補助の姿勢を習得することができたことです。マイクを使用したことがない私に院長は「患者さんを呼ぶのに躊躇していないで早く呼んでよ!」と行動に移せない私に勇気を与えてくれました。
2つ目は、救急搬送の経験です。まだ救急救命士がいない状況で救急車への同乗を依頼されました。山道を超えて搬送する救急車の中での対応は、今まで個人病院勤務で外来や病棟看護の経験もなく、何もわからずに恥ずかしい思いをしましたし、協力することの大切さを痛切に感じました。この思いから「勉強をしないとやっていけない」と学ぶ意欲を持ちました。これらのことがやりがいに繋がったと思います。
今でも仕事をしているときにふと思い出すことがあり、看護職としての自らの使命に身が引き締まります。世界情勢も変わり、戦争、自然災害、地震、コロナと感染症の流行に伴い住みにくい状況となっています。
私も健康に注意し、地域の人々の力になれるように考えて行動し、チャレンジ精神で今後も西伊豆健育会病院に貢献したいと思います。