私は昭和23年に西伊豆町に生まれ、この地で育ちました。幼少期に生死にかかわる大病を患い、そのころ地域に唯一あった赤十字病院（現在のスーパーアオキ）で命を助けてもらいました。

それ以来、自分が生かさされてることに感謝し、神奈川県平塚市の看護学校に通い、その後神奈川で結婚・出産・子育てに追われる毎日を送っていました。夫の定年を機に故郷で私にも何かお手伝いできることは無いかと思い西伊豆に帰ってきました。自分が幼いころ助けて頂いた命を、この地で活かそうと西伊豆健育会病院にお世話になって今年で18年目となります。その間、当院で母も助けてもらいました。

自分の娘が小さな子供を抱えて病気を患ったことで、一時は退職を考えることもありましたが、そんな時、上司、多くの仲間・スタッフの励ましに支えられ半年後には職場復帰もできました。

地域の人たちのために職員が一丸となって情熱を注いでいる西伊豆健育会病院で、この年まで元気に働かせてもらえることに、生きている意味・生かされている意味を感じていると共に強いやりがいを感じて仕事に取り組んでいます。