仕事のやりがい

Vol.0042015.01
「介護福祉士として、
患者さんに寄り添って感じるやりがい」
職種:
介護福祉士
勤続年数:
1年11ヵ月

私がこの仕事を通して「やりがい」に感じていることは、患者さんに安心して一日を過ごしていただき、その日一日が無事に終わることです。

入院は、長い、短いに関係なく不安を抱えていることが多いと思います。患者さんが何か頼みたいことがあっても、忙しそうにしている看護師や私達を見て、声を掛けにくいことがあるのではないかと思うことがあります。その様に感じた時は、少し立ち止まって考えるようにしています。患者さんが何か不安に感じていることはないか、悲しそうな辛そうな表情をしていないか、思いを上手く伝えることができない患者さんにはそれを汲み取ろう、感じようと努力をしています。その場で解決できなくても患者さんに正面から向き合うことを大切にしています。

ある日、髪がボサボサの患者さんの髪を整え、三つ編みをして差し上げたところ大変喜んでいただき、訪室する度にニッコリ笑って「また、お願いしたいです。」と言っていただき、とても嬉しくなりました。また、看護師より「私だと嫌がるから、あなたにお願いしたいの。」と言われ対応したところ、患者さんからスムーズに受け入れていただけた時がありました。このことも看護師から頼りにされたこと、患者さんに受け入れてもらえたことがとても嬉しかったです。患者さんの笑顔を見ること、誰かに頼りにされることが私のやりがいに繋がっていると感じています。

現在、私が勤務している病棟は、10月より地域包括ケア病棟に機能が変わりました。入院生活の中で患者さんがただ一人でも、私を見て「ああ、今日はこの人がいるから安心だ。」と思っていただき、安心を元気に変える努力をしています。今後は患者さんの退院後の生活をイメージして、在宅復帰していただくことが目標です。

これからも接遇研修で得た技術を活かし、患者さんに丁寧に接し、基本に忠実に持てる技術を十分活かしていけるよう頑張りたいと思います。最期になりますが、患者さんに目線を合わせ、ゆっくりと話しかけ、そっと触れることを継続していきたいと思います。