仕事のやりがい

Vol.128
2026.04
看護師
勤続年数: 16年

看護管理職として

私は、当院に入職して16年となります。現在、医療安全管理者として、重大な医療事故・医療過誤につながらないよう管理を続けています。
医療安全管理者とは、病院内の医療安全管理部門における中心的な役割を担う、重要なポストになります。当初、上司から任命を受けた際に「自分がこのような役割が務まるのだろうか」と不安でした。前任の方からもサポートを受け、各部署のリスクマネジャーから協力を得ながら日々役割を全うしてくることができました。
報告されたレポートをもとに、重大事故を未然に防止するだけでなく、同様に事故や類似する事故再発防止にどのような対策が必要かを講じています。さらに、警鐘事例については、RCAやPmSHELLといった手法で分析を行い、根本原因を突き止めたうえで対策につなげることも行っています。法人内でも勉強会があり、とてもありがたいと感じています。
そんな中、数年前に、院内で不慮の事故による死亡事例が発生した時の事でした。突然の出来事に、対応したスタッフは動揺しており、どこからどうしていいのか私自身も困惑しそうになりましたが、院長への報告、同時に警察対応、家族への説明、出来事の詳細をまとめて法人本部への提出、そしてスタッフの精神的なケアに注力しました。家族にとっては大事な人が急にこの世を去るという出来事に理解が追い付かず、茫然としました。そんな姿を目の当たりにし、掛ける言葉がありませんでした。しかし、医療安全管理者として、家族への聴取や説明など、自身のすべきことを一つ一つ実施しました。
このような経験を経て、今も医療安全管理者として看護業務と兼任しながらがんばっています。これからもこの仕事に誇りを持ち、続けていきたいです。