仕事のやりがい

Vol.127
2026.03
看護師
勤続年数: 1年

患者さんに寄り添う看護のやりがい

奨学金制度を利用してこの病院に就職し、2階病棟で看護師として勤務して1年が経ちました。慣れない土地での生活と、新人としての責任の重さに、最初は不安ばかりでした。患者さんへの声かけ一つにも緊張し、自分の判断に自信が持てない日々が続いていました。
そんな中で支えになったのは、充実した教育体制とプリセプターの先輩、そして同僚の存在です。分からないことをそのままにせず、丁寧に振り返る環境があり、「大丈夫、できているよ」と声をかけてもらえたことで、少しずつ自信を持って行動できるようになりました。夜勤も回数を重ねるごとに落ち着いて対応できるようになり、先輩から「成長しているね」と言葉をいただけたときは、大きな励みになりました。
当院ではDX化が進んでおり、電子カルテや情報共有ツールを活用することで、スタッフ間の連携がスムーズに行える環境に驚きました。患者さんの状態をリアルタイムで共有できることで、より安全で質の高い看護につながっていると感じています。さらに、病院のSNSを通じて日々の取り組みが発信されており、遠方にいる家族もその様子を見て安心してくれていることが、私自身の支えにもなっています。
印象に残っているのは、入院当初、不安が強く表情の硬かった高齢の患者さんとの関わりです。夜勤中に何度もナースコールがあり、「ここにいて大丈夫だろうか」と不安を口にされていました。私はその都度、手を止めてベッドサイドに伺い、短い時間でも言葉を交わしながら安心していただけるよう努めました。日を重ねるうちに、患者さんの表情が和らぎ、「あなたが来てくれると安心するよ」と言っていただけたとき、自分の関わりが患者さんの支えになっていることを実感しました。退院時に「ありがとう」と笑顔で声をかけていただいた瞬間は、看護師としてのやりがいを強く感じた出来事です。
これからも、一人ひとりの患者さんに寄り添い、不安を少しでも和らげられる看護を大切にしていきたいと思います。そして、より良い入院生活を支援できるよう、知識と技術を磨き続けながら、自分にできる看護を積み重ねていきたいです。