医師

院長からのメッセージMESSAGE
西伊豆唯一の病院として、地域医療の充実を図り展開しています。
診療科は内科、泌尿器科、整形外科の3科で、常勤医6名、3カ月-1年の後期研修医2-3名、1か月毎の全国からの初期研修医3-4名(地域医療研修枠)で診療をしており活気にあふれています。救急車搬入は年間1050件ほどです。インターベンションが必要な、脳疾患、心疾患は転送しますがその他の、よくある疾患(common diseases)の肺炎、心不全、骨折等は当院で診療、手術しています。疾患は多彩であるためOJT(on the job training、実地訓練)に加えて怒涛の勉強会をしています。特に総合診療を目指される方には、こんなに良い病院は他になく、誠に魅力的な実践の場であると確信しています。またこれから開業を考えておられるような先生方にもとりわけ適した病院であると思います。一旦開業すると専門科だけでなく否応なく全科的な知識、対応が必要となるからです。病院での診療だけでなく訪問診療、特養の管理、訪問看護も行っています。
全国の病院の3割は月1回も勉強会をしていません。当院の最大の特徴は、医局員がよく勉強することです。医局の勉強会は全員参加で週9回あり知識、技術の更新、共有にひたすら努めています。私達は「教育病院でない限り病院の質は決して保たれない」ことを確信し「僻地にあっても知識は常に世界最先端!」であることを目指し、また実際追いついていると自信を持っています。
特に世界三大医学トップジャーナルであるNew Engl J Med、 The Lancet、JAMAの有用な総説を月2回ほどのペースでまとめて、医局会で勉強しホームページ、各種メーリングリストに提供しています。過去20年で300疾患以上の蓄積があり、ほとんどの疾患についてカバーできました。症例検討会では症例提示の後、各疾患の「最重要点の怒涛の反復」を皆で行っており短期間の研修であっても効率的に世界最新の知識を身につけることができます。ネット環境の発達のお陰でこのような田舎にあっても医学学習には全く困らなくなりました。僻地にありながら常に世界最先端にいると自負しております。常勤医が常に勉強し、そして研修医に教えることにより初めて診療の質を保つことができます。また、有名なドクターを呼んで、最大5-6時間の集中講義をして頂いています。
当院HP、下記早朝カンファのページには年間3-4万件のアクセスがあり各国の多くの日本大使館医務官にも利用されています。
http://www.nishiizu.gr.jp/intro/conference/
西伊豆は国立公園指定の風光明媚、美しい海岸地帯でもあります。新鮮な魚介類、野菜が手に入り、また多くの泉質の異なる温泉があります。東京の方々が別荘を持ちたがるところなのです。休日、私は庭でバラを眺めつつビールを飲みNEJMやthe Lancetを読んでおります。僻地とはいえ現在ネットのお蔭で勉強は何も困りません。離島ではありませんから現在はお取り寄せで、何でも1,2日で届きます。日々快適な生活を送りつつ、勉強し臨床の実力を養えるのです。子どもさんがいる場合、小さい時にこのような大自然の中で過ごし、このような故郷を持てることは幸せなことであると思います。ボディボード、スキューバダイビング、SUP(stand up paddle)も楽しめます。小さな時に楽しい思い出がたくさんある人は幸せだと思います。私達はエクサイティングな僻地医療を実践する同志を求めています。私達と一緒に楽しく働いてみませんか?