仕事のやりがい

Vol.1122024.12
「感染対策リンクナースとして」
職種:
看護師
勤続年数:
2年

私は当院に入職して2年目になります。縁あって地元である西伊豆健育会病院で仕事をするようになり、日々新鮮な気持ちを持って病棟業務にあたっています。

私は看護師として16年のキャリアにおいて、感染対策リンクナースとして活動を続けてきました。当院でもリンクナースとして活動をしています。新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、感染症管理の重要さが取り沙汰される中、以前の職場や当院においても、度重なるアウトブレイクによる感染症管理の不十分さを経験してきました。その中で私が常に思うことは、感染症対策の重要性についてどうやったら理解してもらえるのか、実践してもらえるのか、継続してもらうにはどうしたらよいかの3点です。様々な対策を行いながらも、現場ではなかなか自身の思うようにスタッフが取り組んでもらえない場面が多く、ジレンマにさいなまれます。その中でも、自身が暴露しない、空いてから暴露されないようにするためには手指衛生が非常に重要となるのですが、部署内でなかなか3点が意識されず、適切な使用ができない現状があります。

そこで、手指衛生に必要なアルコールの使用量を見える化し、定期的に使用状況をモニタリングしながらスタッフへフィードバックを始めました。使用量が増えたことや、実践ができている場面を直接確認し、褒めることで、スタッフの意識向上につなげています。少しずつではありますが、使用量が増え、5つの場面における手指衛生が実践できるようになってきました。感染症対策が適切に行えることで、地域の皆様が安心して入院生活を送ることができるよう、感染対策リンクナースとして今後も活動していきたいです。