仕事のやりがい

Vol.130
2026.06
ケアワーカー
勤続年数: 7年5ヶ月

「ご利用者の立場から考える」を胸に

しおさいに入職して8年目を迎えました。私は毎朝、「ご利用者の立場から考える」という言葉を心に唱え、一日の仕事を始めています。言葉で思いを伝えることが難しいご利用者であっても、表情や仕草、視線の動きから気持ちを感じ取り、その方が何を望んでいるのかを考えることを大切にしています。思いが通じ合えたと感じられた瞬間は、何にも代えがたい喜びであり、私が介護の仕事を続ける原動力になっています。
近年は、午前中の体操にYouTubeを取り入れるようになり、ご利用者の楽しみ方も多様になりました。私は映像を流すだけではなく、その日の参加者に合わせて内容を選び、一人ひとりが無理なく取り組めるプログラムを考えています。体操中は私自身が前に立って声を掛けながら進行し、身体状況や麻痺の有無に合わせて動きを工夫し、それぞれに合った声掛けを心掛けています。
デジタルツールの活用で介護の方法は変化していますが、「ご利用者の立場に立つ」という私の思いは変わりません。便利なツールがあるからこそ、一人ひとりと向き合う時間を大切にし、その方に合った支援を工夫できることに、大きなやりがいを感じています。体操が終わった後、「楽しかったよ」「またやりたいね」と笑顔で声を掛けていただいたり、普段あまり表情の変わらない方が笑顔を見せてくださったりする瞬間があります。その笑顔を見るたびに、「この仕事を選んでよかった」と心から感じます。
これからも、ご利用者一人ひとりの思いに寄り添い、その人らしさを大切にした支援を積み重ね、笑顔あふれる時間をともにつくっていきたいと思います。それが私にとって何よりのやりがいであり、介護という仕事の大きな魅力です。