仕事のやりがい

Vol.115
2025.03
通所介護
勤続年数: 1年4ヵ月

ありがとうに支えられて

介護の仕事には、他のどんな仕事にも代えがたい「やりがい」があると、私は心から感じています。以前は要介護者の支援をマネジメントする立場におりましたが、家庭の事情で退職した今もなお、介護の現場で得られる充実感と喜びが忘れられません。
ご利用者の生活に寄り添いながら支援を行う中で、「気持ちよかったよ」「すぐに気づいてくれて助かった」といった言葉をいただくたびに、自分の行動がその方の安心や笑顔に直結していると実感します。その瞬間こそが、介護の仕事の本質であり、私にとっての最大のやりがいです。
また、介護は人を支えると同時に、自分自身も成長できる仕事だと思います。不安のあった初期も、仲間に支えられながら自分のペースで学び直し、少しずつスキルと自信を取り戻してきました。どんなに小さな一歩でも、それがご利用者の生活を支える力になると考えると、自然と前向きな気持ちになれます。
この仕事を通じて、感謝の言葉をいただくだけでなく、自らも「ありがとう」を伝えるようになりました。人との関わりの中で、思いやりや尊重の気持ちを大切にする姿勢が、介護において何よりも重要だと感じています。
介護の現場で感じるやりがいは、私の人生において大きな意味を持っています。今後も一人ひとりと真摯に向き合いながら経験を積み重ね、最終的にはこの仕事を人生の最後の仕事として全うしたいと考えております。