私は2年前病気治療の為、4カ月程お休みを頂きました。治療を終え仕事復帰した私に、ご利用者の皆さんからいただいた「お帰り」の言葉にとても温かさを感じ、普段何気なく使っていた「お帰り」「ただいま」の一言がこんなにも温かいなんて…と気付かせて頂きました。通所では独居の方も多く、ご自宅にお送りしても迎え入れてくれるご家族がなく無言でご自宅に帰っていくご利用者からは、一人だから淋しいよ…等の言葉を聞くことがあります。ただいまの向こうにある家族の温かい笑顔の有り難さを感じる日々。迎えて下さるご家族がいるのに「お帰り」の言葉に対し「うん」しか言わないご利用者もおり、何とかご家族のいる有難さを感じて頂きたいと…お送りする度にお話しさせて頂きました。ある日、ご自宅にはいったと同時にご家族の「お帰り」の前に「ただいま」と言ってくださった瞬間のビックリされながらも、ご家族のいつにない嬉しそうな笑顔が忘れられません。これからもご利用者の皆さまに言葉の大切さを教わりながら沢山の方々に言葉の温かさを感じて頂き、ご利用者とご家族の笑顔を広めていきたいと思います。