現在まで介護を提供していく上でやりがいを感じる事は多々ありますが、昨今のコロナ禍での様々な制限や対策をしていかなければならない中、ご利用者への楽しみの提供の一つとして実施していた外出によるレクリエーションの提供を実施することが難しく、施設内でできるレクリエーションが主流になっていました。
4月にお連れしたお花見も大変喜んでいただけましたが、喫茶店への外出支援ができないかと他職種で感染対策や実施方法を話し合い、久しぶりに近隣の喫茶店へ数名のご利用者への外出レクリエーションの実施をしました。
久しぶりの外出をする中で「自然を感じるのも久しぶりで良いね」と喫茶店までの道中、草花とふれあい笑顔で話される方や喫茶店にて「昔、同僚達と来てあれもこれも食べたんだよな。懐かしいな…連れて来てもらえて本当にありがたい」と涙を流されるご利用者もいらっしゃり、私もその姿を見てとても感動したことを鮮明に今でも覚えています。
今後コロナも落ち着いてきて世間的には今までの日常生活に戻っていくとを望んでいますが、私達高齢者施設で働いている職員は今後も感染に対しての対策がなくなることはありません。
その中でも対策を踏まえ、今回のようなご利用者が笑顔になるような楽しみの提供を行い、相互の喜びや自身のやりがいへと繋げていきたいと思います。