私がしおさいに入職して11年が経ちました。しかし、未だに対応が不十分で配慮に欠けることもあります。何年経っても日々学びや気付きが大切で、少しでも利用者さんに寄り添い、尊厳をもったケアが提供できる介護福祉士になりたいと思っています。
ある利用者さんが、私のことについて「寝たきりだった自分が車椅子を自分でこげるようになったのは、あの人が諦めずに一緒にやってくれたおかげ」と他の職員に話していたことを聞きました。私は利用者さんにとって自分に出来ることは何かを考え、一つ一つの関りを大切にしてきたことは無駄ではなかったと感じ、ありがたくもあり、嬉しくもありました。日々利用者さんの笑顔や、喜んで下さること、また日頃利用者さんから頂く「何気ない言葉」は、また頑張ろうという原動力となり、介護福祉士としての仕事にやりがいを感じます。
また健育会でこの10年間、様々な教育を受けられる環境があり、個々のキャリアアップを応援してくれる制度に背中を押していただけたことが自分自身の成長に繋がったと思います。健育会の職員として介護の質を高められるよう、後輩の教育にも力を入れ、しおさいがチーム一丸となって利用者さんに寄り添ったケアが出来るよう従事していきたいです。