仕事のやりがい
Vol.060
2020.02
介護福祉士
勤続年数: 2年2ヶ月
感謝の言葉
私がしおさいに入職して2年2ヵ月がたちました。しおさいは西伊豆地区唯一の老健であり、地域柄、在宅復帰率は低いものの、ご自宅へお帰りになりたいと希望される利用者さんも少なからずいらっしゃいます。
私が担当させていただいたYさんは、慢性腎不全で浮腫も強く、食事のご様子や、住宅環境などを見ても、独居をなさるには厳しいように思えました。しかし、利用者さんのご希望に沿ってプランを立案し、利用者さんの思いに寄り添うのが老健の大切な役割です。まだ未熟な自分で担当が務まるのか不安でしたが、それぞれの職種の方々がプロ意識を持って関わる姿を見て、自分も介護福祉士として出来ることを考え、Yさんのご希望を叶えられるように、生活リハビリを中心に取り組みました。多職種連携でYさんは無事ご自宅にお帰りになりました。その際Yさんは「一生家には帰れないと思っていた。ありがとう」と泣いて喜んでいらっしゃいました。この「ありがとう」の言葉は、利用者さんのニーズを把握し行動したことにより信頼関係を構築できたからこそ、いただけた言葉だと思います。利用者さんの為になるのかを考え行動し、しっかり話を聞くことにより、この人になら任せられる、頼りにできる、頼んでよかった等の言葉を言って頂いた際には、自分は介護をする側ですが、逆にエネルギーを頂いているように感じました。利用者さんの力になれた、次も利用者さんの為に介護ができることは介護職員としてのやりがいに繋がります。利用者さんからの何気ないお言葉や笑顔を見ていると、介護の仕事に就いて本当に良かったと感じます。
これからも、利用者さんのニーズを把握し、その方に合った個々の介護を提供し、利用者さんに笑顔でいていただけるように、自己研鑽し業務に努めていきたいと思います。