私の職歴は他の調理師の方とは違っていて、若い頃は主にコンピューターの販売・設定・設置などの仕事に携わり、独立後はホームページの制作・保守の仕事を10年ほど経験しました。その後、ホテルなどに魚を卸す会社で調理師の免許を取得後、しおさいに就職しました。
今までの仕事は、どちらかというと機械が相手ということもあり、「1+1=2」でなければいけない、完成品のクオリティーが決まっているものをつくることがメインで、また、使う方の顔が見えない仕事が多くありました。
しかし、現在の仕事は、イベント食など、大変と感じるメニューも多いですが、頑張ってつくった料理を「おいしそう!今日は何の日?こんなに豪華で!」と直接ご利用者から言っていただけると、頑張って良かったなと感じます。献立の材料や調味料は細かく決まっていますが、つくり方の手順の差で仕上がりに差が出来ることがあります。今日は良い感じにできたなと思えるとき、そしてご利用者から直接美味しいと言って頂いたとき、この仕事に携わることができた喜びを感じると共に、この仕事にやりがいを感じます。