仕事のやりがい
Vol.032
2017.08
ケアワーカー
勤続年数: 5年
ご家族にもご利用の様子が見える目配りと気配り
私はしおさいに就職するまで、ホテルのフロントや介護タクシーの運転手など、人に関わる仕事をしてきました。高齢者との関わり方にある程度自信もあり、通所リハビリの仕事は、話し相手をしながら身の回りの世話をすればいいのだろう程度の考えで入職しました。
しかし、実際の通所リハビリ業務は、想像と全く違い、職員はご利用者の家族構成や名前、趣味まで記憶していて、家族のように向き合っていました。
なぜご利用者のことをすべて把握できているのだろうと不思議に思っていましたが、すぐにその答えは出ました。送迎時にお迎えの際には、ご家族に直近の家での出来事などを聞き、ご帰宅の際にはご利用時の様子を伝えるなど、ご本人を交えてコミュニケーションをとっていたのです。また、施設内では、リハビリのサポートや会話の少なそうなグループに入って場を盛り上げるなど常に目配り・気配りをしていました。
入職時、ご利用者の方々を完全に把握しているスタッフに驚いていた私も今年で6年目です。送迎時の会話の積み重ねや日々の業務で、通所に通う方々の情報を把握し、ご本人・ご家族との距離が縮まる実感が持てるようになりました。新規のご利用者やご家族と会話し、距離が縮まっていることが実感出来た時、とてもやりがいを感じています。