仕事のやりがい

Vol.029
2017.05
理学療法士
勤続年数: 1年

職員全員でご利用者皆様の人生に伴走できること

私は、当施設に勤務する前は、農村部で在宅生活を営む高齢者やご家族にリハビリテーションの面から関わらせていただいていましたが、縁あって海を望むこの地で施設ケアマネージャーとして働くこととなりました。
この地に生きる先輩であるご利用者の方々からは、海に生き、伊豆の急峻な山地で働き、観光業の発展や経済と人口の消長を見つめながら懸命に働いてこられたそれぞれの人生の軌跡をうかがうことができました。人生の知恵を授けていただく一方、老いや疾患・怪我による不自由や体の衰えが進んでいくのを実感しながら送る日々に、ともすれば苦しさ悲しさ寂しさを吐露されることもあります。そんな中、今年度からは、再び理学療法士として業務にあたる事となりました。ここしおさいでは、単に身体機能や動作能力の改善・維持を援助するだけでなく、他職種がそれぞれ協力しながら、ご利用者の百人百様の人生の後期・晩期を伴走し援助していて、セラピストとして、とても魅力に感じると共に、ご利用者やご家族が少しでも明るい気持ちで一日一日を送れるように、職員全員で関われることが、現在何よりの喜びとなり、それがやりがいとなっています。